2012/02/21

Malifaux普及への道(1)

自分が始めてやったミニチュアゲームがこのMalifauxです。
他のミニチュアゲームではお試しレベルはまだしも、実際の世間の通常プレイに混ざるにはそれなりのモデル数が必要になる物も多いですが、このゲームの場合世間の通常プレイの平均ポイントコスト帯(25~35コスト)で遊ぶ場合、必要なモデル数が少ないのでお安くはじめられます。
ちなみに現在のシステムで最大コストが80、公式トーナメントでもコスト35なので世間で遊ばれてるコストが極端に少ないわけではありません。

ただ日本ではTwitterとかblogとか探してもどうも現役でMalifauxで遊んでいる人があんまりいないみたいなので、ちょっと普及の為の紹介を数回に分けて書こうと思います。




最初にMalifauxが世に出てから既に3年近く経ってるっぽい(BoardGameGeek.comの初代ルールの登録が2009年だった)ので、全モデル数となるとそれなりに出揃ってきている感はありますが、まだまだシステム面等で未熟でもあるゲームです。
そして3年前からと言う後発ゲームなので偉大なる古株ゲームなどに対して特長を付けようと頑張っているので、ルールが荒い部分もあるがなかなか面白い。


まずは紹介初回なので、ゲームに必要な道具の準備の話。

なにはなくともルールブックですが、現時点で

  • Malifaux(最初のルールブック、現在は2版)
  • Malifaux: Rising Powers(通称RP、拡張その1)
  • Malifaux Rules Manual(拡張含むここまでのルールの整備版)
  • Malifaux: Twisting Fates(通称TF、拡張その2)

の4冊(上から発行順)が現在までに出ている。(全部英語のみ)

しかし、最初の2冊を元に昨年ルールの整備が入り、それをまとめたのが3冊目のルールマニュアル。
とりあえず始めるにはこの本だけは買ってください。(Rules Manualは国内流通でも1,800円前後で入手可能、お店によっては和訳付きもあるので必要な人は買う前に問い合わせると良いかも)
公式サイトでダウンロードできるpdf版もあるが、現物持っていないと、ほぼ全部の図表とスキームなどのこのゲームを面白くするルールの一部が見れない。
但しこの本は名前の通り「マニュアル」なので各モデルの情報は一切無いです。

4冊目のTFとマニュアルのゲームルール上の差分は「アヴァター」(マスターが一定条件をクリアすると変身できるルール)に関すること程度なので、「アヴァター無しで」って最初に宣言してゲームすればTFはとりあえず必要ないです。

Malifauxは実はストーリー部分が面白く、実際TFになるとその半分近くのページが読み物となっていて、本国などではその読み物部分が好まれているらしいです。
各モデルの背景話や、魅力あるストーリーなどの読み物が欲しい人は先の2冊やTFも買ったほうが良いが、そこを翻訳してくれてる人はいないんじゃないかな?
モデル買う前に能力知りたい時にも必要なんですが、実は1冊目+2冊目の最初の頃に出たモデルはルール改正に伴い能力が変わったのが多く、その差分として公式サイトでスタットカード(能力カード)がpdf配信されてるのでまずはそれを見てもいいかと。


あとゲームに必要なのがフェイトデッキとメジャーとカウンター。
フェイトデッキは専用の物があるが、ぶっちゃけジョーカーが2枚入ったトランプがあれば出来なくは無いです。(実際ルールマニュアルにもスート対応表が載ってるし)
ジョーカー2種の区別が必要なので「赤」「黒」ってジョーカーカードにマジックで書いても惜しくないトランプは用意するか、又は、空白の予備カードが入ってればそれを黒ジョーカー、正規ジョーカーを赤ジョーカーとか最初に宣言するでも良いと思う。

ちなみに集合待ちやゲームの合間などの空いた時間にはMalifaux以外に持ってきてなくても(ソリティア含め)トランプで遊べるのも便利です。

(テープ)メジャーはインチ表記が必要。
裁縫道具売ってる店(オンラインショップ含む)とかDIY店で売ってると思う。

カウンターは100均のおはじきでも別のボードゲームであまった駒でもなんでもいいし、無ければメモ用紙にssプール(説明は次回以降に書く予定です)の個数分数字書いて1個ずつ塗りつぶしてもいいです。

各種マーカーも必要だが、30mm、50mmの円形の物があればなんとかなる...かもしれない。
自分も最初はマーカー作ってなかったんだけど、一応初めて遊びに行く時から上記2種サイズのラウンドベース(モデルの足元に付けるプラスチックの円形の台座)を8枚ずつ程度ケースに入れていました。
例えば自分が最初に買ったラスプティーナだと氷柱を作るスペルを使う場合、最低でも50mm2枚が必要なのだが、そんな感じで自分の買ったモデルで必要なマーカー位はとりあえず用意すべきかなと。
作る気がある人なら「Ratty's Malifaux Page」で配布しているpdfを印刷してひたすら丸く切ろう。
ちなみに現在は、同pdfをシール印刷し、3mmプラ版に貼り付けてその上にUV保護シール(屋外用)を貼って円形に切り抜いて全種類作ってます。

最後にスタットカードに直接ダメージとか書き込む為のホワイトボードマーカー(イレイサーが付いてるとなお良い)と、それに対するカードの保護の為のスリーブ。
100均で売ってる文房具のB7かA6のプラケースでもいいが、自分はDixit用のスリーブを使ってる。
Dixit用のスリーブの場合、微妙にメーカーのカットがいい加減なので入らない場合も有るが、その場合上下の余白を1mm程度カットしてあげれば入ります。
まぁモデル買っても最初は5~10体程度だろうから100均のプラカードのがコストは安いかと思います。
スリーブのメリットはぴったりサイズ&薄いので場所をとらないのと、1袋買えば100枚入ってるから汚れても変え放題&セカンドクルー等大きく増強していくと割安になる事位か。


ここまでの出費(価格は"約")

  • ルールマニュアル 1800円(国内)
  • トランプ 100円(100均)
  • テープメジャー 500円(手芸店の通販)
  • ホワイトボードマーカー 100円(100均)
  • メモ用紙 100円(100均)
  • スリーブ 525円(アマゾン、ボードゲームショップ等)

合計3125円。

もちろんメモ用紙やトランプは家にあるやつでいいし、dixitサイズのスリーブなら家にある「消せない」マーカーでもいいのでもう300円は安く出来ます。

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